志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団ホームページ

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新年にあたって

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志賀原発の廃炉が決まらぬ中、新しい年をまた重ねることになりました。原告・サポーターのみなさま、弁護団のみなさま、志賀原発の廃炉を求めるすべての仲間のみなさまには、提訴以来5年半に及ぶご支援に心より感謝申し上げますとともに、今年こそは結審、勝訴判決を勝ち取るという決意を年頭にあたり共に固め合いたいと思います。
昨年は志賀原発の計画が公になって50年という節目の年でした。この節目の年に志賀廃炉への確たる展望を開きたいとの思いで取り組んできましたが、いまだ結審に至らず、歯がゆさを残しました。安倍政権の再稼働路線もあり、全国的にも原発訴訟は一進一退、激しい攻防を展開しています。
しかしエネルギー政策を巡る動きに視野を広げると、もんじゅの廃炉はじめ、17基の商業用原発の廃止が決まっており、原発は確実に後始末の時代に入っています。核のゴミマップの提示や核燃サイクルの破綻(はたん)は原子力政策の行き詰まりを象徴しています。さらにパリ協定の後の世界のエネルギー政策は脱炭素、自然エネルギーへと一段と加速度をつけて移行しつつあります。
いま私たちの訴訟は、提訴から5年が経過し6年目を迎えようとしています。フクシマ直後は数年で決着するのではという楽観論もあった中、長引く訴訟に時には息切れがし、時には焦りも出てくるかもしれません。しかし私たちの訴訟は人類の大きなエネルギー政策の転換を推し進めるたたかいの一環であり、志賀原発50年の歴史を締めくくる最終章のたたかいでもあります。時計の針を逆回転させるような判決を許すわけにはいきません。引き続き早期の勝訴判決獲得めざして弁護団を全力で支え、また世論のより一層の喚起に努めていかなければなりません。
本年も志賀訴訟へのさらなるご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 2018年元旦   志賀原発を廃炉に!訴訟原告団長 北野 進

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