『原告団ニュース第11号』を発行しました。今回の紙面は「福島原発事故4年目の情況と志賀廃炉裁判の見通し」をテーマに編集しました。ご一読いただき、運動の前進・拡大のために活用ください。
主な内容
◇「3.11から4年―フクシマを無にするな!」浅田原告副団長
◇「第13回口頭弁論の内容と今後の見通し」中田弁護団事務局長
◇「原発も核もない平和な社会の実現を!」糸矢前石川県平和運動センター代表代行
◇「年会費納入のお願い」「5.30原告団総会と記念講演」
〒920-0024 金沢市西念3-3-5 フレンドパーク石川5F TEL (076)261-4657
2015年4月2日
by ok
0 comments
『原告団ニュース第11号』を発行しました。今回の紙面は「福島原発事故4年目の情況と志賀廃炉裁判の見通し」をテーマに編集しました。ご一読いただき、運動の前進・拡大のために活用ください。
主な内容
◇「3.11から4年―フクシマを無にするな!」浅田原告副団長
◇「第13回口頭弁論の内容と今後の見通し」中田弁護団事務局長
◇「原発も核もない平和な社会の実現を!」糸矢前石川県平和運動センター代表代行
◇「年会費納入のお願い」「5.30原告団総会と記念講演」
2015年3月6日
by ok
0 comments
3月5日、志賀原発を廃炉に!訴訟の第13回口頭弁論が金沢地方裁判所で行われました。
裁判は午後1時30分に開廷され、最初に金沢市の林秀樹さんが原告意見陳述を行いました。林さんは1979年3月、「反原発石川県民の会」が120名によって結成されたときの創立メンバーです。彼は西海漁協組合長だった故川辺茂さんとの交流を語り、当時の中西県政が、一企業の原発建設のためにありとあらゆる便宜を図ってきたことを明らかにしました。
林さんは「『人間のやることに絶対はない』。したがって、”絶対安全”の”絶対”が要求される原発はやめるべきである。にもかかわらず、その原発を強行するなら、それによる事故は事故ではなく『犯罪』ではないか」という川辺さんの言葉を引用し、「大人は大人の責任を果たすために、私たちは志賀原発の廃炉を絶対にあきらめません。それをあきらめることは故郷をなくすことだから」と締めくくりました。
続いて中田弁護士が今回原告弁護団が提出した31~36準備書面についてあらましを紹介し、荒木弁護士が第32準備書面「新規制基準と原発に求められる安全性」を要約陳述しました。荒木さんは、仮に新規制基準をクリアしているという判断が各論で出てきた場合でも、裁判所はそれに従う必要はなく、「新規制基準に適合することと、裁判所が差止めを判断することとは次元が違うことなんです」と主張しました。
新規制基準は急仕上げの改定、焼き直しに終わっています。荒木さんは「そもそも新規制基準を作った新しい規制委員会というのは完全に新しい組織に生まれ変わったんですか?」と問いかけ、原告第31準備書面「原子力ムラからの脱却の失敗」の論旨につなげました。
続いて宮本弁護士が第35準備書面「続・施設直下の活断層に関する危険性について」要約陳述しました。宮本さんは、志賀原発敷地内の活断層問題を議論している原子力規制委員会の評価会合での専門委員の主張をパワーポイントでわかりやすく解説しながら、「S-1断層が活断層だとする私たちの主張は一部の学者が述べている希少意見ではなくて、規制委員会有識者会合の大勢が主張していることです」と強調しました。
弁論終了後の進行協議では、裁判長が被告北陸電力弁護人に対して、「原告第35準備書面について反論してください」と要請しました。原発直下の活断層問題が本訴訟の最大の争点の一つだと、裁判所が認めた形です。私たちの訴訟は終盤のクライマックスにさしかかったようです。
口頭弁論終了後、兼六園下の北陸会館で報告集会が開催され、原告・サポーター、マスコミ関係者など50余人が参加しました。
次回口頭弁論は5月25日(月)、次々回は7月27日(月)、いずれも午後1時半から同地裁で開かれる予定です。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
※北陸中日新聞 3/6(上)と朝日新聞(同下)
クリックすると拡大します
2015年2月27日
by ok
0 comments
映画拝見いたしました。大変中身の濃い立派な出来だと思いました。
2時間15分があっという間でした。今まで疑問に思っていた問題が霧が晴れるように理解できました。原子力ムラがマスコミに流す年間500億円を超す金の力で、世論を操作していることは承知していましたが、政、官、業、ひっくるめて一国の総理すら操り人形のようにとり込んでいる現状に唖然とするしかありません。そんな暗い気持になりかけたときに、大飯原発の稼働差し止め訴訟で勝利を勝ち取った映像に思わず涙しました。もう最後の砦はここしかないと思いました。
4年前の原発事故を目の当たりに経験しているにもかかわらず、いま、政府、自治体は原発立地区域30km圏内の住民に避難訓練を実施しています。
こんなナンセンスなことはありません。
安全神話は崩れましたよ/原発を再稼働しますよ/また福島のような事故が起こりますよ/避難して安全な所へ逃げてくださいよ/命さえ助かればいいでしょう/あとはどうなときゃ~なろたい、ですよ!
福島の被災者の窮状を見ていないのか、もう、忘れてしまったのかそれとも”ばか”なのか?私は悲しんでいます。日本人は我慢強いのか、懲りないのか、忘れっぽいのか、お上の言うことにはハイハイと従う国民性が100年たっても抜けきらないのか。
少なくとも、我々の代で作ってしまった、財政赤字、原子炉に放射性廃棄物の処理、廃炉の負担などの負の遺産を子や孫の代にまで負わせることはできません。
今現在、心配事が2つあります。1つは学校教育の場で子どもたちに原発問題を正しく教えているだろうか?ということと、2つ目は三権分立がしっかり守られて、法曹界が原子力マネーに汚染されないか?ということです。杞憂に過ぎればいいのですが…
お願いがあります。この映画をDVD化していただきたいと思います。小生の知人、友人に広めて賛同を得て、サポーターに加わってもらおうと思います。
2015年2月15日 「日本と原発」上映会in珠洲
能登町Kさん(78歳)