志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団ホームページ

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2015年11月24日
by ok
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志賀原発の原子力防災訓練

11月23日、志賀原子力発電所の過酷事故を想定した原子力防災訓練が行われました。
訓練の想定は、「石川県内で震度6強の地震が発生し、運転中の志賀原発2号機が自動停止、同時に外部電源を喪失し、すべての冷却機能が失われて放射性物質が放出された」というもの。石川・富山両県の自治体職員や住民ら約2千700人が参加しました。

原発から5km圏内の志賀町福浦地区では、県防災ヘリや自衛隊車両、船舶による避難訓練が行われました。30km圏内にある穴水町の特別養護老人ホームでは、職員が福祉車両に乗って珠洲市の特養まで避難しました。富山県では、ドクターヘリによる負傷者の搬送訓練も実施されました。
201511-23防災訓練 018hh「原発直下の断層が活断層である可能性を否定できない」と専門家が一致して評価し、再稼働は北陸電力の願望でしかない志賀原発。そんなところでなぜ再稼働を想定した訓練を繰返すのでしょうか?

「実際に事故が起きたらパニックになるのではないか」など、参加した住民からもその実効性に対する不安の声が聞かれました。

※北野進ブログ「なぜ原発のためふるさとを追われる訓練をする?」を参照ください。

201511-23防災訓練chn1hh201511-23防災訓練ash1hh

 

 

 

 

 

 

 

左北陸中日新聞(11/24)、右朝日新聞(同)
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2015年11月11日
by ok
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金沢市内で街宣活動

晩秋の青空の下、武蔵が辻(エムザ前)と香林坊(アトリオ前)で原告団の街宣活動を行いました。

街宣車からアピールしたのは北野進原告団長(珠洲市議)のほか、いずれも原告の盛本芳久副団長(県議)、森一敏さん(金沢市議)、山本由起子さん(同)、浅野俊二さん(羽咋市議)、清水文雄さん(内灘町議)、浅田正文副団長(福島からの避難者)ら。原告団事務局長の堂下健一(志賀町議)さんが司会進行を務めました。

201511廃炉街宣 002hh
弁士のみなさんはそれぞれの立場から、終盤を迎えた裁判の状況と勝訴に向けた決意、専門家が揃って認めた志賀原発直下の活断層問題、安倍政権の原発再稼働路線への批判、福島の現状や原発事故関連死の問題、志賀原発建設の経緯や臨界事故隠しなどの負の歴史、原発に依存しない県政・市政などについて語り、「サポーターに加わって裁判を支えてください」と訴えました。

街頭演説と並行して原告団有志らによるチラシ配布、サポーター募集活動を展開、通行中の市民や観光客に積極的に声をかけました。

当日配布したチラシ「志賀原発廃炉へあなたのひと押しを!」 ※クリックすると表示

2015年10月16日
by ok
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志賀廃炉訴訟の第16回口頭弁論

10月15日、志賀原発を廃炉に!訴訟の第16回口頭弁論が金沢地方裁判所で行われました。
原告とサポーターは15分前から快晴の兼六公園下に集まり、福井や富山、滋賀県などから駆けつけてくれた仲間たちとともに、裁判所まで行進しました。

裁判は多くの原告・サポーターが傍聴席を埋めた205号法廷で午後1時30分に開廷され、最初に原告の和田廣治さん(富山市)が意見陳述しました。
201510-15口弁16 032hh志賀原発がまだ工事中だった1990年から反原発株主として北電の株主総会で発言してきた和田さんは、4年以上に及ぶ志賀原発運転停止中の電力需給状況を明らかにしながら、電力の安定供給のためにも、北陸地区の経済活動にとっても、志賀原発が不要であることを示しました。
和田さんは最後に、「志賀原発の再稼働を認めると…私たちやこれから生まれてくるすべての命が危険にさらされます。仮に事故がなくても、志賀原発で発生した大量の放射性廃棄物を今後数百年、数千年、数万年にわたって子々孫々に、生きとし生けるすべての命に、重大な危険性と膨大な費用を押しつけることに直結します」と訴えました。

続いて、原告弁護団が主張を裏付ける「証拠」として、映画『日本と原発』(30分短縮版)を法廷で上映しました。
被告北陸電力は「この映画の上映に反対する。そんなモノは全く必要ない」と上申書を提出して強固に反対してきました。こうした彼らの姿勢は、わからないわけではありません。
裁判所に原発事故の被害についてわかってもらうためには、それを直接体験してもらうのが一番です。201501「日本と原発」-2
法廷では、被告の代理人たちが苦い顔をしてモニターを眺めたり、眠ったふりをしていたのとは対照的に、裁判官はみんな、真剣な表情で見ていました。あらためて映像を通して、私たちの主張をしっかり伝えることができたと思います。

閉廷後の進行協議では、裁判長がこの裁判の争点を整理して年内に原告・被告に示すことを、あらためて表明しました。
今回被告からは二つの書面が提出され、私たちの主張に対してそれなりに反論を展開しました。
私たち原告側は、規制委員会の評価書案が完成した段階で書面を提出すると共に、被告の17、18準備書面に対する反論を行っていく予定です。

口頭弁論終了後、兼六園下の北陸会館で報告集会が開催され、原告・サポーター、マスコミ関係者など90余人が参加しました。
201510-15口弁16 007hh
201510-16口弁ashh201510-16口弁chnh※左朝日新聞(10/16)、右北陸中日新聞(同)
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