志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団ホームページ

〒920-0024 金沢市西念3-3-5 フレンドパーク石川5F TEL (076)261-4657

2015年1月30日
by ok
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映画「日本と原発」上映会のご案内

「さよなら!志賀原発ネットワーク」の主催で、「日本と原発」上映会が石川県内各地で開催されます。201411大飯控訴審 057hh
この映画は脱原発弁護団全国連絡会の共同代表として活躍している河合弘之弁護士(右)が自ら監督となって制作したもの。福島原発事故の関係者にインタビュー取材を行い、事故を引き起こした背景、巻き込まれた人々の苦しみ、そしてエネルギー政策のウソと真実を追求したドキュメンタリー映画です。

【金沢地区】 ※河合監督のトークがあります
◇日 時…2月22日(日)午後1時~
◇会 場…石川県教育会館3Fホール(金沢市香林坊1-2-40)
◇入場料…前売1,000円、当日1,200円、高校生以下無料
◇お問合せ…076-263-9328(中垣)、076-233-2170(平和運動センター)

県内他地区での上映会は―
【珠洲】2/15(10:00~、13:30~)ラポルトすず 入場料…カンパ
【津幡】2/18(14:00~)水野さん宅  入場料…カンパ
【富来】2/20(19:00~)富来活性化センター 入場料…カンパ
【七尾】2/21(17:00~)真宗大谷派能登教務所 入場料…カンパ
【加賀】2/24(18:30~)真宗大谷派大聖寺教務所 入場料…500円
    2/27(19:00~)光闡坊 入場料…カンパ
【野々市】2/28(19:00~)常讚寺 入場料…500円

※会場の住所、お問合せ先など詳細は「日本と原発」ホームページ・各地のイベントスケジュールでご確認ください。
 
201501「日本と原発」-2

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2014年9月25日
by ok
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9.23さようなら原発大集会に参加

201409さよなら原発中央集会 006hh9月23日、「川内原発を再稼働するな!」「フクシマを忘れない!」をスローガンに、さようなら原発全国大集会が開催され、石川県平和運動センターの仲間とともに参加しました。
当初この集会は代々木公園で開催する予定でしたが、デング熱発生のため、急遽亀戸中央公園(東京都江東区)に変更になりました。某新聞の「集会は中止になりました」という「誤報」にもかかわらず、全国各地から1万6千人もの市民、労働者らが集まりました。

集会前、私たちは会場入口で、原告団ニュースとサポーター募集チラシを入場してくる人たちに配布し、訴訟への支援を呼びかけました。500部用意したチラシはまたたく間に来場者に手渡されました。
午後1時から木内みどりさん(女優)の司会で集会が始まりました。呼びかけ人の鎌田慧さん、澤地久枝さん、大江健三郎さん、落合恵子さんらと共にステージでトークしたのは、車イスで登壇した第五福竜丸乗組員の大石又八さん、韓国・台湾で脱原発をたたかい連帯を表明したパク・ヘリョンさんとチェ・スーシンさん、福島から橋本あきさん(原発いらない福島の女たち)、そして焦点の川内原発現地から力強い決意を述べた向原祥隆さん(脱原発かごしまネット代表)たち。
201409さよなら原発中央集会 003hhh201409さよなら原発中央集会 007h201409さよなら原発中央集会 021hhh
集会終了後、京葉道路を錦糸町までデモ行進。ここでも私たちは横断幕「志賀原発を廃炉に!再稼働は認めない!」を掲げて、都民にアピールしました。
201409さよなら原発中央集会 028hhh201409さよなら原発中央集会 034hh

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 北陸中日新聞 9/24(左)と朝日新聞 同(右)

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2014年9月5日
by ok
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9.4講演会を開催しました

9月4日(木)大飯原発京都訴訟の原告団長竹本修三さんと世話人会事務局長の吉田明生さんをお迎えして、講演・学習会を開催しました。会場の石川県教育会館(金沢市香林坊)には原告・サポーターをはじめ、仕事帰りの市民や弁護団、報道関係者など60人余が集まりました。

今年5月に画期的な差止め判決を勝ちとった大飯訴訟は福井県内の原告が提訴した訴訟ですが、若狭地域の原発に対しては、琵琶湖の水で暮らす多くの住民が差止めの訴訟を起しています。大飯原発京都訴訟もその一つで、京都を中心に2千人の大原告団を組織しています。

最初に原告団長の竹本さんが「地震国ニッポンで原発稼働は無理!―5.21福井地裁判決を踏まえて―」と題して講演しました。
竹本さんは京都大学名誉教授、理学博士であり、地震予知連絡会委員も務めた地震の専門家です。201409原発講演会 018hhh
最初に5月21日の大飯訴訟福井地裁判決に言及し、人格権―ふつうの人がふつうに生活する権利―が最も大事だとしたこと、化石燃料の輸入が増えて赤字になるから国富が流失するのではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることこそが国富であり、それを守ることが大切である、と明言したことを高く評価しました。
また原発から250km圏内の原告を当事者と認めたことに関連して、日本の原発から半径250kmの円を描くと、北海道の東部と沖縄を除くすべての地域が含まれることを示し、われわれはみんな当事者であり、自分のこととして原発を考えなければいけないと指摘しました。

続いて竹本さんはご自身が京都地裁の口頭弁論で陳述した画像を用いて説明しました。
地震はどこにでもまんべんなく起るのではなく、細いベルト上の地域(プレートの境界)で発生します。マグニチュード4以上の地震が発生した点を世界地図上に書き込むと、日本列島は真っ黒になります。世界で最も地殻活動が活発な地域の一つです。こんなところに50機もの原発があるのは日本だけであり、世界的にもきわめて異常です。
竹本さんは日本で発生する地震について、4つのプレート(海側2、陸側2)のせめぎ合いによって発生する「海溝型地震」と、内陸型の「断層型地震」に分けてそのメカニズムをわかりやすく説明しました。
また「原発直下の断層が活断層であるかないか」という議論の空しさについても、数多くの例を挙げて指摘しました。
活断層の認定は専門家と言われる人たちの間でも意見が分かれ、そう簡単ではありません。鳥取県西部地震(2000年10月)や福岡県西方沖地震(2005年3月)のように事前に活断層が見出されていないところでも、M7クラスの地震が起きています。また同じ活断層で地震が起きたとしても、断層面が数度違えば、地表に表れる断層は別の所に顔を出します。

竹本さんは、福島第一の事故は震災・津波・人災の複合災で、地震国日本ではこの事故が決して特殊なケースではなく、すべての原発が同じ危険性をはらんでいる、と指摘しました。

201409原発講演会 031hhh次に原告団事務局長の吉田さんが、京都訴訟の現状と原告団の活動について報告しました。京都訴訟の原告の多くが、3.11以降原発の安全神話に目覚めて立ち上がった人だとのこと。現在第3次提訴の原告を募っており、将来的には原告1万人を目指すということです。
吉田さんは「力を合わせて裁判所を包み込むたたかいを繰り広げ、京都でも志賀でも5.21福井地裁のような差止め判決を勝ちとりましょう」と締めくくりました。

この後、参加者との間で質疑応答、意見交流が行われ、活発なやりとりが交わされました。

201409原発講演会 003hh※写真はクリックすると拡大します