志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団ホームページ

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2017年7月24日
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金沢市内で街宣活動

猛暑の7月22日(土)、武蔵ヶ辻(エムザ前)と香林坊(アトリオ前)で原告団の街宣活動を行いました。
マイクを握ったのは北野原告団長、盛本副団長、浅田副団長、堂下事務局長、中村平和運動センター事務局長ら。
富山から原告の和田さんが駆けつけ、自作の反原発ソングで盛り上げてくれました。

2017年7月6日
by ok
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原告弁護団が裁判官を忌避…大飯控訴審

7月5日午後2時より名古屋高裁金沢支部において、大飯原発差止訴訟控訴審の第12回口頭弁論が行われました。

裁判ではまず最初に、大飯高浜原発などで働いていた原発技術者の山本雅彦さんが意見陳述しました。山本さんは前回証言した元原子力規制庁委員長代理の島崎邦彦氏のインタビュー記事(朝日新聞)の中から、「…電力会社は想定が小さければ耐震費用を抑えられる。地震の想定をわずかでも小さく見積もろうとするのは、コストカットと同じ意識かも知れません。安全文化に対する会社の体質の問題でしょう…あの津波で学んだはずでしたが、いまだ変わっていない人もいます」の部分を引用しました。
山本さんは「ひずみ集中帯」の調査は新潟地域や津軽沖以外の地域はほとんど観測データが得られていないことを指摘し、「福井地域も調査する」としている国の調査を待つべきだと主張しました。
続いて甫守弁護士が、大飯原発の地震動は過小評価になっているとした前回の島崎証言をふまえて、具体的にどういう地震動を起こすかということについて、東大地震研究所の纐纈一起教授が言及しているから、ぜひとも証人尋問で訊きたい、と主張しました。
最後に島田弁護団長が、国の安全審査に問題があるということを丁寧に指摘し、纐纈教授、新潟大学立石教授などの証人尋問を求めました。

これに対して被告関西電力は、必要な立証は尽くしているとして、新たな証人は必要ないと主張しました。

内藤裁判所長は合議のため、10分間の休廷を言い渡しました。
そして再開直後、裁判長は審理が3年近くに及ぶこと、膨大な証拠や書証があり、裁判所が判断するに十分な資料があるとして、原告側が求めた証人をことごとく却下しました。

直ちに原告弁護団の河合弁護士が立ち上がり、「真実を究明する意思があるかどうか、深い疑念を抱かざるを得ない」として、3人の裁判官を忌避しました。
「忌避」というのは、裁判官が不公平な裁判を行うおそれがある場合、訴訟当事者の申し立てによってそれら裁判官をその事件の職務執行から排除するものです。「あなたはちゃんとした判決を書く気がないからどけ」と言ったも同様で、弁護士の9割以上は経験したことのない場面です。

今後は裁判が一時中断され、名古屋高裁の別の裁判体が合議して忌避が妥当であるかどうかを判断します。この訴訟はまた、大きな区切りを迎えることになりました。

2017年6月4日
by ok
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総会アンケートより

【講演について】
「原発のことを新しい見方で見ることができた。志賀原発は廃炉以外に考えられないと改めて思った。北陸電力が自然エネルギーの方に力を入れてくれればいいのと思う」(4~50代女性・能登)

「久しぶりに後藤さんの講演をきいたが、相変わらずすばらしかった。質問タイムがとれなかったのは残念」(50代・加賀)

「非常によかった。解りやすかった。専門家にもかかわらず、一般人でも理解できる話し方だった」(60歳超男性原告・富山)

「実際に原発の設計をしていた人からの話はとてもわかりやすく、安全は詭弁だということがよくわかりました」(60代女性サポーター・能登)

「現場にいた人、設計の人のことばは重い。そうして、不可能な地震国での原発の存在であることを改めて思った」(60代女性原告・能登)

「安全設計について、故障した場合に止まるようにしなければいけない、というのは貴重なことでした。一刻も早く原発稼働を止めねばと思います」(男性サポーター・加賀)

「原発にかかわっていた技術者の『安全性』に関する説明がとてもよかった。技術者の中にもまともな人がいることを心強く感じた」(60代男性原告・能登)

「原発の危険性は3.11フクシマ原発事故で明らかになり、技術者の立場から説き明かした話はわかりやすかったが、どれだけ理解できたか?」(60代男性サポーター・能登)

「原発業界の裏話、とにかく建設が先にありきで、安全性など後の問題。規制委は安全を保障するものではなく、適当に決めた数値に合っているかを判断するだけで、その数値があやしいことがわかった」(60代男性サポーター・能登)

「大事な話をされてるな、とはわかるのですが、基礎学力がないのと、後藤さんしゃべりたいことがたくさんあって早口なので、理解しえないままどんどん話が先へ行ってしまって、追いつけませんでした。家へ帰って復習します」(60代男性サポーター・能登)

【総会・原告団の活動について】
「訴訟がどのようになっているのか、予算、方針についてよくわかった。志賀原発が廃炉になるように願っています。がんばってください」(4~50代女性サポーター・能登)

「裁判官が変るということは、政府・電力側に有利な人材にすげかえられたと見なし、警戒した方がよい。前例あり」(50代・加賀)

「『原発は成長産業・戦略だ』として再稼働、海外輸出につきすすむ安倍政権???どう考えても理解できない。おかしいと思っている人は身近にも多くいると思う。さまざまな立場を超えて『原発を廃炉に』のうねりを地域にどうつくっていくのか。知恵、工夫が必要。関心を高めていく活動と、関心をもった人が話し合える場が必要です」(60代男性サポーター・能登)

「ますます、なくしてゆかねばならない原発であると思う昨今。努力をめげずに積み重ねていってほしいと思います」(60代女性原告・能登)

「廃炉は近い!廃炉になるまで、また日本から原発がなくなるまで頑張ろう。傍聴行動には、できる限り参加します。」(60歳超男性サポーター・加賀)

「事前に発言者対策があってもよかったのでは…決して『サクラ』や『ヤラセ』ではなく、具体的な運動・活動の中で頑張っている人などの報告等を含めて、総会を盛りたてるために必要なことでは、と思います」(60歳超男性原告・富山)