志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団ホームページ

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2017年4月18日
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原告団ニュースを発行しました

原告・サポーターのみなさま、全国各地で原発訴訟をたたかう仲間のみなさま。
原告団ニュース第17号』を発行しました。
今回は「早期結審の方針は揺るがない!」(北野原告団長)、「『原発安全神話』から『放射能安全神話』へ」(浅田副団長)などの記事を掲載しました。
ぜひご一読ください。

2017年3月26日
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金沢市内で街宣活動

3月25日土曜日は快晴の青空。その下で武蔵が辻(エムザ前)と広坂(しいのき迎賓館~市役所前)で原告団の街宣行動を行いました。

マイクを握ってアピールしたのは北野進原告団長(珠洲市議)ら、いずれも原告の盛本芳久副団長(県議)、森一敏さん(金沢市議)、山本由起子さん(同)、原告団事務局長の堂下健一(志賀町議)さん。

弁士のみなさんはそれぞれ、結審が延びて裁判長が交代することになった廃炉訴訟の状況や引き延ばしをはかる北陸電力の対応、高線量に行き詰まる福島原発廃炉作業の現状や自主避難者への支援の打ち切りなどについて語り、原発のない明日に向けて「この裁判を支えてください」と訴えました。

街頭演説と並行して原告団有志が横断幕を掲げてチラシ配布を行いました。街宣活動は通行中の多くの市民や観光客の目にとまり、「がんばってください」と声をかけてくださった方や、わざわざクルマを止めてカンパを差出してくれた方もいました。

2017年1月31日
by ok
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島崎邦彦氏の証人尋問が決定―大飯控訴審

1月30日午後2時より名古屋高裁金沢支部において、大飯原発差止訴訟(控訴審)の第10回口頭弁論が行われました。

法廷では最初に、福島原発事故で被災し双葉郡富岡町から茨城県に避難している木田節子さんが意見陳述しました。
TVや新聞が「あの日を忘れない」とか「被災地は今」などの特集を組んでいますが、木田さんはそうした番組が「泣いてばかりはいられない」「前向きに生きる」などと締めくくることに疑問を投げかけます。甲状腺ガンなどの健康被害にはふれず、汚染廃棄物が入ったフレコンバッグだらけの町に帰還することだけが福島の復興なのかと。
木田さんは帰還にともなう助成制度を利用して福島で農業を始めた若夫婦の話をしました。二人でイチゴ栽培を始めたものの、県内のスーパーでさえ遠方野菜(西日本や九州など)から買われていくのが実情で、売場に残されたイチゴのあまりの安さ(5円)に絶望して、自死してしまったということです。
木田さんは裁判所に、福島の今が福井の未来にならないように、「あなたの町を次のフクシマにしなかったのは私たちです」と誇れるような判決をください、と訴えました。

原告第30準備書面「250km圏外における危険性」の要約陳述の後、次回以降の進行協議がありました。
その中で、次回4月24日、島崎邦彦さんの証人尋問が開廷時間を繰上げて行われることが決まりました。
島崎さんは原子力規制委員会の元委員長代理で、活断層の専門家です。氏は大飯原発の基準地震動の策定が過小評価に過ぎることを、陳述書で明らかにしました。各電力会社がそれぞれ自らに都合の良い方式を採用して基準地震動を定めている以上、氏の証言の影響は全国の原発訴訟にも波及するものです。

報告集会で弁護団からは、証人尋問を成功させるためにギリギリまで全力を傾注したい、という決意が表明されました。

原告および被告の準備書面、意見陳述書などは「福井から原発を止める裁判の会」ホームページ http://adieunpp.com/judge/kousai.html をご覧ください。