志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団ホームページ

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2018年1月1日
by ok
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新年にあたって

志賀原発の廃炉が決まらぬ中、新しい年をまた重ねることになりました。原告・サポーターのみなさま、弁護団のみなさま、志賀原発の廃炉を求めるすべての仲間のみなさまには、提訴以来5年半に及ぶご支援に心より感謝申し上げますとともに、今年こそは結審、勝訴判決を勝ち取るという決意を年頭にあたり共に固め合いたいと思います。
昨年は志賀原発の計画が公になって50年という節目の年でした。この節目の年に志賀廃炉への確たる展望を開きたいとの思いで取り組んできましたが、いまだ結審に至らず、歯がゆさを残しました。安倍政権の再稼働路線もあり、全国的にも原発訴訟は一進一退、激しい攻防を展開しています。
しかしエネルギー政策を巡る動きに視野を広げると、もんじゅの廃炉はじめ、17基の商業用原発の廃止が決まっており、原発は確実に後始末の時代に入っています。核のゴミマップの提示や核燃サイクルの破綻(はたん)は原子力政策の行き詰まりを象徴しています。さらにパリ協定の後の世界のエネルギー政策は脱炭素、自然エネルギーへと一段と加速度をつけて移行しつつあります。
いま私たちの訴訟は、提訴から5年が経過し6年目を迎えようとしています。フクシマ直後は数年で決着するのではという楽観論もあった中、長引く訴訟に時には息切れがし、時には焦りも出てくるかもしれません。しかし私たちの訴訟は人類の大きなエネルギー政策の転換を推し進めるたたかいの一環であり、志賀原発50年の歴史を締めくくる最終章のたたかいでもあります。時計の針を逆回転させるような判決を許すわけにはいきません。引き続き早期の勝訴判決獲得めざして弁護団を全力で支え、また世論のより一層の喚起に努めていかなければなりません。
本年も志賀訴訟へのさらなるご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 2018年元旦   志賀原発を廃炉に!訴訟原告団長 北野 進

2017年12月16日
by ok
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原告団ニュースを発行しました

原告・サポーターのみなさま、全国各地で原発訴訟をたたかう仲間のみなさま。
原告団ニュース第19号』を発行しました。
今回は「北電に追随することなく、新裁判長は早期結審を!」(中田弁護団事務局長)および「大飯控訴審、審理尽くさず強引に結審」(中嶌大飯原発訴訟原告団長)などの記事を掲載しました。
ぜひご一読ください。

※おわびと訂正
ペーパー版の1ページ下コラム「口頭弁論日程」の集合時間が間違っています。正しくは「午後1時45分」です。おわびして訂正いたします。

2017年11月21日
by ok
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証人申請が却下され、結審…大飯控訴審

11月20日、大法廷に入りきれなかった多くの支援者が裁判所正面で「審議を打ち切るな!」「原発より命が大事!」と雨中のシュプレヒコールをあげる中、午後2時より名古屋高裁金沢支部において、大飯原発差止訴訟控訴審の第13回口頭弁論が行われました。

原告側は第34~42の8本の準備書面を提出するとともに、山本孝弘さん(産総研活断層・火山研究の総合主幹…一審で被告が依拠した論文に重大な問題が含まれると指摘)および石井吉徳さん(地下構造の物理探査の専門家…関電の分析結果について、現在主流である三次元探査でなく、古典的な二次元探査であり、合理的でないと主張)のお二人の証人喚問を求めました。
これに対し裁判所は10分間の合議を経た後、いずれの証人も却下し、裁判長は審理の終結を宣言しました。原告の海渡弁護士が裁判官の忌避を申立てましたが、「簡易却下」され、閉廷しました。

その後金沢弁護士会館で行われた記者会見・報告集会で中嶌原告団長は「私は今、言葉を失っている。裁判所は関西電力のサーバント(召使い)に成り下がったのか」と嘆息しました。
また島田弁護団長は「裁判長は安全性に関して何も審査するつもりはないと宣言したようなものであり、フクシマ事故の経験をふまえて二度と原発事故だけは起してはならないという国民の意識をどれだけわかっているのか、怒りをこめて問いかけたい」と訴えました。
※左は朝日新聞(11/21)、右は北陸中日新聞(同)


原告および被告の準備書面、意見陳述書などは「福井から原発を止める裁判の会」ホームページ http://adieunpp.com/judge/kousai.html をご覧ください。