志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団ホームページ

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原子力規制委員会に電力会社の不正を見抜く力はない!

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1月19日、金沢訴訟第47回口頭弁論が金沢地方裁判所で行われました。
この日は降雪前の雨になる予報でしたが何とか持ち直し、原告・サポーターらは午後1時半に石川門下の白鳥路利家像前に集まって、横断幕やアピール板を掲げて裁判所まで行進しました。

この日の原告意見陳述は山先敬子さん。
能美郡市の小中学校で38年間教師を勤めてきた山先さんは、2011年東日本大震災の大地震と沿岸部を襲った津波、そして福島第一原発の爆発事故をTVで見、「やはり原発は安全ではなかった、地震に耐えることができなかった」と衝撃を受けました。
その後、岩手県大船渡市にボランティア活動に行き、被災の現場を目の当たりにします。首まで水に浸かり、鴨居につかまって九死に一生を得たという体験談も聞きました。また福島県相馬市の酪農家が「原発さえなければ」と書き遺して自死したことに胸が締め付けられ、自然が目に見えない放射能によって汚染され、食に関わる営みがが奪われてしまったことに愕然としました。
手取川の恵みを受けた肥沃な土壌と豊かな水を使って作られた安全でおいしい食べ物を提供する仕事をしたいと、退職後小松で居酒屋を始めた山先さんは「世界でも有数の地震国である日本にはもとより、地球上に原発はいりません」と訴えました。

今回原告弁護団は第62準備書面―能登半島地震で明らかになった志賀原発の脆弱性および被告の技術的能力の欠如―を提出しました。
その中で、2024年1月1日に発生した能登半島地震では、志賀原発で震度5弱、最大加速度399ガルと基準地震動を下回り、「想定内の地震動」であったにもかかわらず、変圧器からの油漏れ、使用済み核燃料プールからの水の拡散、高圧電源車使用箇所の段差発生など、重大なトラブルが数多く発生したことを明らかにし、志賀原発が稼働していたら、また震央がもっと原発に近かったら、より深刻なトラブルが生じ、重大事故に至っていた可能性が十分にあったことを指摘しました。
一方被告側は準備書面(38)を提出、過去のいくつかの判例を紹介しながら「原発事故が起こる具体的な危険性が立証されなければ、避難が不十分であることを指摘しても原発を差止めることはできない」と主張しました。

これを受けて裁判所は原告・被告双方に次回の予定を訊ね、原告側は今回の補充主張(放射性物質拡散の影響)を提出するとともに被告(37)(38)書面への反論も検討する、と述べました。また被告側は規制委員会での審査状況について書面を提出する、と述べました。
裁判所は第三次原告と第一次・第二次の審理を併合して行なうことを表明、次回期日を、4月27日(月)午後2時からの開催と決めて終了しました。

口頭弁論終了後、原告・サポーター、弁護団、報道陣らは香林坊の県教育会館2階ホールに会場を移して報告集会を開催、マスコミ関係者を含め約40人が参加しました。
この集会の中で弁護団長の北野 進さんは昨年10月に発覚した志賀原発での核物質防護違反について、規制庁志賀事務所や石川県・北電本社で追及したことを報告、こんなことが11年間もずっと常態化されていたことを追及しました。
また、年が明けてから明るみになった浜岡原発のデータ不正の問題について、「これが中部電力の内部通報で明らかになったことは、規制委員会が不正を見抜けなかったことを示している」と指摘、この問題を他の原発にも「水平展開」していくことを法廷内外で求めていく、と表明しました。


北陸中日新聞(1/20)

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