6月26日、191名の株主が出席して北陸電力の株主総会が開催されました。
総会開催中、株主でない原告団のメンバーは富山県平和運動センターの仲間とともに、同本店前でアピール行動を行ないました。
「北陸電力と共に脱原発をすすめる株主の会」の仲間たちは、2分に制限された質問時間の中で、北電経営陣を追及しました。
Q.K株主「珠洲原発計画予定地が今回の震源で、大きな被害が出た。北陸電力としても計画は誤りだったと認め、謝罪をすべき」、「元日の能登半島地震では、M7.6の地震でも志賀原発に多くの被害が発生した。次の大きな地震には耐えられない。廃炉にすべき」
A.小田常務「珠洲原発計画は用地取得の見通しも立たないまま凍結となった」、「今回の地震は既知の断層が動き、当社の想定M8.1より小さい。耐震設計に反映していく」
Q.Kw株主「タービン損傷が運転中に発生したら大事故。志賀原発は耐震性に問題がある」
A.福村常務「タービンは安全上重要な設備ではなく、運転中に破損しても安全性を確保するよう設計している。安全上重要な設備は故障していない」
Q.N株主「昨年まで明記されていた「志賀原発の早期再稼働をめざす」が欠落したのはなぜか」
A.平田副社長「2号機は長期的ベースロード電源として重要。審査に適切に対応していく」
このように、北電経営陣は珠洲原発の当事者責任を否定するとともに、今回の地震を「想定内」に矮小化し、4mの地盤隆起でも問題ないと開き直りました。
下は北陸中日新聞(6/27)
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