福島第一原発事故をめぐって、東京電力の旧経営陣3人が業務上過失致死罪で強制起訴された裁判で、東京地裁(永渕健一裁判長)は「巨大津波を予見して、対策が終わるまで原発を止める義務があったとは言えない」として、19日3被告に無罪を言い渡しました。
未曾有の大災害を引き起こしながら、しかるべき立場にあった者が誰一人として責任を問われないという、あきれ果てた判決です。
検察官役を務めた石田弁護士は「裁判所は『原発は絶対的な安全性を求められていない』と言った。国の原子力行政を忖度(そんたく)した判決だ」と厳しく批判しました。
朝日新聞(9/20)
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