志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団ホームページ

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2024年9月18日
by ok
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富山訴訟口頭弁論のご案内

原告・サポーターのみなさま
9月30日(月)、株主差止め訴訟(富山訴訟)の第19回口頭弁論が行われます。
1月1日に発生した能登半島地震では半島北部一帯に海岸隆起が出現、志賀原発から30km圏内の深見漁港では5.2mもの隆起が確認されました(原告団で実測)。能登半島は昔から、地震と隆起を繰返してできているのです。
北陸電力経営陣は株主総会で「4m隆起しても、ホースとポンプで取水するから大丈夫」と発言しました。大津波警報が出ているときに、一体誰がホースを海まで引っ張っていくのか。不都合な情報を隠すとともに、旧日本軍の「竹槍とバケツリレー」的な発想で志賀原発再稼働方針にしがみついています。こんな歪んだ経営方針を正すためにも、富山訴訟の意義はますます重要になっています。
今回の弁論で原告側は、能登半島地震の現場検証を申立てるとともに、立証責任などについて積極的に主張する予定です。

◇口頭弁論⇒報告集会の日程
14:05~原告・弁護団・支援者集合(裁判所横の元歩道橋)
14:10~裁判所まで更新(→法廷棟3階廊下に待機)
14:30ごろ~傍聴券交付(先着順に35席)
15:00開廷~富山地裁1号法廷(約1時間の予定)
裁判終了後~富山県弁護士会館3階で報告集会

多くのみなさまが傍聴行動に参加されるようお願いします。

2024年9月4日
by ok
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原子力防災訓練について県に要請

9月3日、原告団、県平和運動センター、社民党県連、さよなら!志賀原発ネットワークなど6団体が石川県に「原子力防災計画および訓練に関する要請書」を提出するとともに、各組織から12名が参加して申入れを行いました。

元日に発生した能登半島地震では、甚大な被害と数多くの悲劇によって、原子力防災計画・避難計画の破綻が明らかになりました。しかし県は今年も原子力防災訓練を引続き実施しようとしています。
今必要なのは、志賀原発の再稼働を前提とした訓練を実施することではなく、防災・避難計画の根拠となっている原子力災害対策指針が破綻していることを、被災自治体として原子力規制委員会に直言することだと私たちは考えます。

1時間を超えるやりとりの中で、参加者はそれぞれさまざまな角度から原発震災の危険性や避難計画の破綻を訴え、県の姿勢を追及しました。
しかし、原子力防災担当の山本危機対策課長らは「能登半島地震を踏まえて」とか「起ったことを盛り込んで」、「現実に即したものに」などと繰返し発言するものの、能登半島地震の教訓をどう捉えているのか、今後の訓練にどう生かすのか、といった点は「現在検証作業を行なっているところ」であり「お示しできるものはない」ということでした。
今年も志賀原発の再稼働を前提とし、自然災害を過小評価した「訓練」が繰返されるのでしょうか?


北陸中日新聞(9/4)
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