志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団ホームページ

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2021年12月30日
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原子力防災で石川県に質問状を提出

12月24日、私たち原告団はさよなら!志賀原発ネットワーク、石川県平和運動センター、社民党石川県連合とともに、県の原子力防災計画・避難計画に関して質問状を提出しました。
私たちは1号機運転開始前の1992年の防災訓練から監視行動を行ない、抗議声明などを通じて計画や訓練の問題点を指摘してきましたが、依然「絵に描いた餅」状態であることに変わりありません。
そこで今回、福島第一原発事故から10年間の教訓も踏まえ、県の原子力防災計画・避難計画に欠けているところ、未整備となっているところを中心に、まずは幅広く共通認識をつくっていきたいとの思いから、質問状を提出するに至りました。

質問状の内容など詳細は「北野進の活動日記」をご覧ください。

2021年12月24日
by ok
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金沢訴訟口頭弁論の報告

12月23日、第35回口頭弁論が金沢地方裁判所205号法廷で行われました。

この時季の金沢には珍しい快晴の空の下、原告・サポーターらは午後2時15分に石川門下に集まり、志賀原発の廃炉を訴える横断幕やアピール板を掲げて裁判所まで行進しました。
傍聴席は全36席。今回も希望者の先着順となり、法廷前の廊下に長い行列ができました。多くの原告・サポーターが駆けつけたため、足りなくなった傍聴席は原告団長らが急遽弁護団席に移って確保しました。

今回原告意見陳述を行ったのは新明 宏さん。
高校、養護学校で理科や農業科の教師をしてきた新明さんは、原子力の活用例としてジャガイモの発芽抑制効果などを教えてきましたが、1986年4月に発生したチェルノブイリ原発事故で、自分が教えてきた認識の甘さを痛感したといいます。
そして2011年3月の福島原発事故によって、未だに故郷に帰ることができない人たちや、心をこめて育ててきた農作物を廃棄しなければならなかった生産者の人たちに思いを寄せ、「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を被災した人に最優先に確保すべきだと訴えました。新明さんは最後に、今年に入って珠洲を震源とした地震が60回以上発生していることを指摘し、過ちを再び繰り返さないために、本訴訟を早期に結審することを求めました。

被告北陸電力は事前に提出した「上申書」で、原子力規制委員会の適合性審査の状況や11月18~19日に行なわれた現地調査について報告しました。
これを受けて裁判長は「規制委員会の審査の推移を見守るという審理方針を、従前の通り維持する」と表明し、次回日程を決めただけで、わずか17分で今回の裁判は終わりました。

口頭弁論終了後、北陸会館5階ホールで報告集会が開催され、原告・サポーター、弁護団、マスコミ関係者など約40人が参加しました。

次回口頭弁論は来年4月28日(木)、午後2時から開かれます。

2021年12月15日
by ok
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原告団ニュースを発行しました

原告・サポーターのみなさま。全国で原発訴訟をたたかっている仲間のみなさま。
原告団ニュース第31号を発行しました。

今回は「原発事故からの避難計画」を特集しました。
◇「なぜ今、避難計画なのか」原告団長 北野 進
◇「志賀町からの報告―原発防災を中心にして」原告 堂下 健一(志賀町議)
◇「原発事故・避難指示が出た!どうする??」原告 浅田 正文

どうぞご一読ください。