11月16日(日)午前10時より、志賀町文化ホールで「志賀原発を廃炉に!講演会」を開催しました。原告団が志賀町勤労協、さよなら!志賀原発ネットワークと共催したもので、志賀町や能登・金沢地区、県外を含め約130人が参加しました。
講師は東京新聞「こちら特報部」記者の榊原崇仁(たかひと)さん。榊原さんは東日本大震災当時は石川県に勤務していて、志賀原発の避難計画や断層問題について継続的に報道しました。その後東京新聞特報部に異動、福島原発事故で被災した住民の被ばく問題を追い続け、福島県民健康調査や政府のリスクコミュニケーション、避難指示解除や期間政策の問題点を指摘してきました。
当日は『福島で起ったことは石川でも起こる―フクシマ現地取材から見えるもの―』と題して講演しました。
その中で榊原さんは、福島原発事故の今に至るまでの経過を2011~13年、2013~16年、2016~19年の三期に分けて詳細に分析、「福島で何が起きていたのか」を明らかにしました。そして「福島の経験をどう考えたらいいのか」と問題を投げかけ、長期にわたる(福島の)放射能汚染をおさらいし、それを志賀原発に置き換えて考え、同じ事態を起さないために何をしなければならないかを真剣に考えてほしい、と結びました。